やってはいけないこととわかっていてもやってしまい、それがバレないとそれを繰り返していしまうということがあります。
それにお金がかかっていて、簡単に自分のものになるとしたら・・・捕まるまで続けてしまうのでしょう。
約250億円分もの詐欺をしていた男が逮捕されました。
どうやったらそんな大金を詐欺することができたのでしょう。
小林司が起こした事件の概要
広告大手の博報堂DYホールディングスの子会社「博報堂プロダクツ」の元社員が、詐欺の疑いで逮捕されました。
約250億円分もの商品券を発注し、そのうち10億円相当をだまし取ったのです。
そんな大金をよくバレずに詐欺できたものだと感心してしまうほどです。
取引先にうその発注をしてギフトカード10億円分を詐取したとして、警視庁は11日、「博報堂プロダクツ」(東京都江東区)の社員だった小林司容疑者(47)を詐欺容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、小林容疑者は2020年11月、博報堂プロダクツの発注だと装い、ギフトカードの印刷・販売をしている都内の大手印刷会社から5千円相当のギフトカード20万枚(10億円相当)を納入させ、だまし取った疑いがある。
博報堂プロダクツによると、小林容疑者は16年から4年間にわたって同様にギフトカードなどの発注を繰り返し、そのたびに金券ショップで換金。得た現金を個人的に使ったり印刷会社への支払いに充てたりしていたという。
不正が発覚した20年12月時点の印刷会社への未払い総額は43億3千万円に上った。同社は21年1月に小林容疑者を懲戒解雇している。
(記事引用元:Yahooニュース)
博報堂プロダクツといえば、東京都江東区に本社を置く博報堂グループの100%子会社である広告制作会社です。
従業員数も2000人近くいるのですから、把握できないといえばそれまでですがまさかこれほどの金額を詐欺できるなんて、組織としての仕組みはどうなってるの?と疑問に思ってしまいます。
4年間で10億円も手に入ったら、まともな仕事なんてする気なくなりそうです。
途中でやめることなく、不正が発覚するまで続けたということはかなり簡単にお金が手に入っていたからではないでしょうか。
小林司の犯行手口は?
こんな大金が手に入る詐欺を1人でやっていたのですから、その犯行手口も気になりますよね。
2016年頃から約150回にわたって計約250億円分の商品券を不正注文し、金券ショップで換金していました。
商品券を発注する理由は「顧客の自動車メーカーがリコールのおわびとして配る」という嘘でした。
小林司容疑者は販促品の企画制作を担当していたのでこのような理由を印刷会社も納得したのでしょう。
商品券を不正注文しては金券ショップで換金するというのが小林容疑者の手口です。
250億円分詐取が5年間バレなかったワケは?
なぜこれほどの大金を詐欺したのに会社にバレずに続けてこられたのでしょうか。
小林容疑者は、社名をかたって業務とは関係のないギフトカードを発注して換金し、取引先への支払いのために再びギフトカードを発注する行為を繰り返していたようです。
「博報堂プロダクツ」の名前をだしたら、印刷会社も疑わなかったのでしょう。
そして嘘の発注を繰り返し、取引先へもきちんと支払いをしていたのでどこからもバレることがなかったのだと思います。
上手くやっていた小林容疑者でしたが、2020年11月に大手印刷会社に商品券5000円のギフトカード20万枚、あわせて10億円分を注文した分について、12月に印刷会社から博報堂プロダクツに未払い金があると連絡があり不正が発覚したのです。
さすがに年末にきて10億円分もの未払いがあったら印刷会社も会社に連絡したでしょう。
それにしても担当者がそんな大口の発注を1人でできてしまうという会社の体制にも驚きですよね。
今の時代は担当者から上司などへ報告し、確認印をもらうなどといいった面倒な作業はなくなっているのでしょうか。
小林司の顔画像やfacebookは?
小林司容疑者の顔画像はこちらです。
(画像引用元:日テレNEWS)
Facebookを検索してみましたが同姓同名の人があまりにも多く、顔画像や年齢がわかっていても特定することはできませんでした。
世間の反応
この詐欺事件に対する世間の反応がこちらです。
本物でも偽札みたいなものですね。勝手に注文して換金とか・・。換金ショップとか定期的な客は警察に知らせる義務があるとかしては?と思います。切手やはがきなど、新幹線のチケットも次々持ち込む人には訳があると思います。周りには気前の良いリッチマンというキャラだったのでしょうか?恩恵を得た取り巻きも存在すると思います。
この手のは捕まえて起訴しても蓄えていないと、社会に流出してて返還は不可能な事が多い。
未来の収入をあてにしてもほぼほぼ懲戒免職食らってて、収入ゼロの無職になるから1ヶ月2ヶ月の返還も見込めない、企業は金周りには複数人の責任者を当ててリスクを軽減させるのが好ましいね。
芸能界の芸能事務所やプロデューサー、監督なんかの闇が吹き出しているけど
本当に芸能関係で一番闇が深いのは広告代理店。
スポンサーから諸費用と別に結構な額のブッキング依頼料を受け取っておきながら
諸費用の方からも中抜きしているからね。
この博報堂子会社は、確か去年のはじめ頃にも計50億円弱の巨額横領事件が発覚していたはずだ。恐らくこういう不正が常態化していたのだろうが、それにしても最近のこの手の着服事件は個人のレベルを越えてあまりに金額が大きすぎる。
確かに報道されている内容だけでは、これだけの大金を換金できるお店もどうなってる?とか考えます。
複数件回っているのかとは思いますが、何度か利用しているお店もあるはず。
そして組織の体制についてもやはり不信感を持つ人が多いですよね。
まとめ
小林容疑者は詐欺をして横領したお金を口座に貯めておく以外に住宅ローンの返済や趣味のモデルガン購入をしていたということです。
もう罪悪感はなくなっていたと思います。
数年にわたりこれだけの大金が手に入れば、何にでも使いたくなりますよね。
懲戒解雇はされてもこのような場合全額返済はしなくてもいいものなのでしょうか。
地道に働いている人のためにも、悪い事をして甘い蜜を吸っている人にはきちんと制裁を与えて欲しいです。