注目されてきているダイエット方法に「ロカボダイエット」があります。
女子テニスの大坂なおみさんが取り入れたダイエット方法で痩せたとして注目をあびるようになりました。
このロカボダイエットは痩せやすい方法と言われている一方で、痩せなかったという口コミが数多く目立ち、実際はどうなのかが知りたいところです。
そこでロカボダイエットは本当に痩せるかどうかと正しい方法についてご紹介します。
ロカボダイエットって何?
まずロカボダイエットはどのようなダイエットになるのか知らないと始まりませんね。
ロカボダイエットのロカボとは、ロー(低い)カーボ(炭水化物)を組み合わせてある言葉で、炭水化物を控えて行うダイエット方法になります。
炭水化物は、糖質と食物繊維の総称として扱われているのですが、糖質は血糖値上昇をさせてしまいインスリンが多く分泌されるようになります。
インスリンが多く分泌されてしますと脂肪合成を高めてしまいます。
さらに脂肪分解を抑制してしまうという働きまであるので、インスリンが多く分泌されるほど太りやすく痩せにくくなります。
糖質の摂取量を抑えることで今までよりも太りにくく痩せやすくしてしようとするのが、ロカボダイエットの目的となります。
糖質を制限することで痩せる可能性が高まり、痩せやすい体を手に入れることができるため、本格的に痩せて望んだスタイルを維持していきたい人におすすめできる方法です。
なぜロカボダイエットで痩せないの?
失敗する人が多いロカボダイエットはなぜ痩せにくいのかが気になるところです。
なぜ痩せないのかというと、それは、糖質制限の方法が大きく関わってきます。
糖質は不要としている栄養素なのかというとそうではなく、体にとって必要としているとても重要な栄養素の一つです。
大事な栄養素の一つを制限するわけですから、体にとってとても良いダイエット方法ということでは、、、
ただ、制限の仕方によって健康に大きな影響を与えることなくダイエットをしていくことができるため、やってはダメという方法でもないんです。
しかし失敗している人の多くが、無理しすぎている糖質制限を行っています。
制限を行いすぎてしまうと、糖質エネルギーの代わりとなるケトン体が多くなりすぎてしまいます。
ケトン体が増えすぎてしまうとケトアシドーシス状態となり命の危険性が出てしまいます。
軽い症状として、息が上がりやすかったり意識がもうろうとしたり、さらに考える力が低下するなどがあり、ダイエットどころではなくなります。
その状態になるとすぐに糖質制限をやめなければいけないため、ダイエット失敗となります。
逆に、糖質制限が足りないことでも失敗します。
ロカボダイエットは、糖質を減らしケトン体を増やしケトーシス状態にすることが大事です。
ケトーシスは脂肪燃焼モードと言われており痩せやすい体になるのですが、糖質制限が足りないとケトーシス状態になりません。
そのため、なかなか痩せることができず、効果に実感できないことによりダイエットを断念してしまいます。
糖質はどのくらい減らすのかが非常に重要なポイントとなるので、正しい方法で行うようにしましょう!
ロカボダイエットの正しい方法とは
ロカボダイエットの正しい方法として、まずいちばん注目してほしいのが、3段階方式で食事を管理をすることです。
ロカボダイエットは、ただ単に糖質を制限すればよいわけではなく、どのくらいの期間どのくらい糖質を制限するのかがポイントです。
まず最初に導入期として1週間程度糖質を極端に減らすようにしましょう。
そうするとケトン体が多く作られるようになるので、次に減量期として軽めの糖質制限をしてください。
減量期まで糖質を極端に減らすようにすると、ケトーシス状態からケトアシドーシス状態となり痩せるどころではなくなります。
ケトーシス状態を保つためにも、多少糖質を摂取することが大事です。
減量を終えて維持する時期になったら、今度はもう少し糖質を摂取するようにして維持できるようにしていきましょう。
糖質量で表すと、導入期はほぼ0gで減量期は1食多くても20程度にしましょう。
維持期はもう少し増やすようにし、多くても40g程度にすることがおすすめです。
まとめ
ロカボダイエットは、糖質を制限して行うダイエット方法で、痩せる可能性が高めです。
ただ、糖質をどのように制限するのかで失敗しやすくなるため要注意です。 正しい方法を行い、無理のない程度にロカボダイエットを行うようにしましょう!