今まで「和光学園」という名前を聞いたことがありませんでしたが、今朝の報道番組で初めてその名前を知りました。
東京五輪の音楽担当者である小山田圭吾氏の突然の辞退と、開会式で小山田圭吾氏の楽曲が使われなくなりました。
小山田圭吾氏が「学生時代にイジメをしていた」と自ら暴露したことで、一度は今は反省しているからと続投ということになりましたがそのことで社会的に問題となり、ついに辞任と楽曲を使わないということになったのです。
その小山田氏が通っていたのが「和光学園」でした。
和光学園とはどんな学校なのか、調査してみました。
和光学園とは
和光学園は幼稚園から大学まである一貫教育を展開した学園です。男女共学です。
幼稚園や小学校はそれぞれキャンパスが世田谷区と町田市の2か所ずつあり、通いやすい方に通えるようです。
世田谷区にある方が和光幼稚園と和光小学校で、町田市にある方が和光鶴川幼稚園と和光鶴川小学校というのが正式名称です。
和光中学校、和光高等学校、和光大学、そして和光大学大学院はすべて町田市にあります。
幼稚園から大学院まで通えるからなのか、著名人や芸能人にも人気があるようで現在も子供を通わせている芸能人も数多くいるようです。
和光学園小学校の偏差値と学費
和光小学校の偏差値と学費について調べてみました。
小学校については面接や作文による選考が行われることから、模試が行われていませんので実際には偏差値という概念はありません。
なので中学校の偏差値を参考に出した偏差値がこちらです。
次に学費についてです。
まず入学前の考査料として20000円かかります。
入学金 200,000円(入学時のみ)
親和会入会金 2,000円(入学時のみ)
授業料 334,560円
施設設備資金★ 100,000円
教育充実費 195,600円
積立金 42,000円
学級費 15,000円
親和会(PTA)費 9,600円
◇初年度合計 898,760円
◇年学費合計 696,760円
(ただし★の施設設備資金は入学時は100000円、2~3年目は150000円、4年目以降はなし)
私立ですから学費はやはりそれなりに普通より高額ではあります。
制服がないのはわかりますが、私が驚いたのはこの小学校では給食がないということです。
お昼は持参するお弁当か、お弁当を学校で注文できるそうです。
好き嫌いの多い子、アレルギーの子などは助かりますけど、なかなか親は手がかかりそうですね。
でも私が小学生だった頃は給食が楽しみ!ということもあったので、それを味わえないのは残念な気もします。
和光学園小学校の評判は
和光小学校の評判はどうなのか、口コミをしらべてみました。
素晴らしい小学校です。
外部の人から学力面で変な誤解を受けやすい学校ですが、基礎学力はきっちり付きます。
学校側はいわゆるお受験校というレッテルを貼られるのを嫌って、そういう情報を積極的にアピールしていません。
それがかえって変な誤解を招いているところが残念です。
保護者も子どもも当事者のほとんどが満足しているのがこの学校の実態です。
教師が一方的に正解と解法を教える授業ではなく、反対意見や突飛な意見も尊重し、どれが一番正しいかを生徒同士で議論させ、考えさせ、納得させる授業です。
多様性を受け入れる土壌が生徒の心に刻み込まれます。
出入り口は一カ所のみ。
24時間365日、事務職員か警備員が出入り口を監視しているので、不審者が入り込む余地は少ないと思います。
保護者も入校プレートを首から下げてないと入れません。
東京都内のあらゆる小学校を徹底調査しましたが、子ども主体の学校で、自主性を重んじ、将来の生きる力を育ててくれる学校は、和光小学校以外ない!と確信して入学しました。
素晴らしい評価ですね。
子供主体で考えさせる授業をするようです。
そしてセキュリティーもしっかりとしているようです。
和光学園中学校の偏差値と学費
和光中学校の偏差値と学費について調べてみました。
2021年の偏差値は「32」でした。
学費についてはこちらのとおりです。
入学手続金 250,000円
授業料 442,800円円
その他 約120,000円(親和会(PTA)費、積立金、学級費)
施設設備資金 150,000円(進級時)
◇初年度合計 962,000円
◇年学費合計 712,000円
それ以外にも入学後には、学債・建設寄付金のご協力をお願いされるそうです。
和光奨学金という制度もあるそうです。
もし所得が低い家庭であっても、入学後に申請をして審査を通れば適用されるようです。
公立とは違い、かなりの金額がかかります。
家庭の事情で入学を諦める人も多いと思います。
和光学園中学校の評判は
和光中学校の評判はどうなのか、評判を表にしたものをご紹介します。
(画像引用元:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8133/)
校則と先生の評価がとても高いですね。
口コミでもこのような評価がありました。
・学力はまぁまぁですが、勉強は先生が楽しく教えてくれます。
・先生と生徒の距離も近く授業はとても楽しいですよ!
・校則が緩いので、ピアスあけるのも髪染めるのもOKです。
・まじで本当になんにもかんにもが自由です。
・髪染め、ピアス、化粧、服装(へそ出しや、露出の多い服はだめ)は本当に自由です。私は心から満足しています。
施設についても評価が高いのは、このような口コミ評価がありました。
・体育館は広いし、図書館はいっぱい本があります。理科室やコンピューター室も2つあります。
・学校は古いですが、清掃の方が掃除くださいっているのでとっても綺麗で居心地がいいです。そして、学校内はとにかく広いです。
・高いネットや照明などがあって冬の夜でも活動ができます。
治安が低いのが少し気になりましたが、学校に問題があるようではない口コミがありました。
・治安はあまりいいとは言えないかもしれない。最寄りの鶴川駅からバスで約15分と少し遠め。
制服もなく、かなり自由な中学校のようです。
危険物以外の物はほとんど持ち込めるようなのには笑ってしまいました。
進学・学力レベルが低いのは、やはりそのまま高校、大学へと進学できてしまうので勉強をしない人が多いようです。
授業が楽しいのはいいですけど、高学歴を望まれる人向きではないようですね。
和光学園高校の偏差値と学費
和光高校の偏差値と学費について調べてみました。
2021年の偏差値は「51」でした。
学費についてはこちらのとおりです。
入学手続金 250,000円
授業料 442,800円円
その他 84,840円(親和会(PTA)費、積立金、課外活動費、学級費)
施設設備資金 150,000円(進級時)
◇初年度合計 927,640円
◇年学費合計 677,640円
中学校と同様に、それ以外にも入学後には、学債・建設寄付金のご協力をお願いされるそうです。
高額なので、授業料減免/補助・奨学金等についても国や東京都が定めたものが対象となり、和光奨学金もあるようです。
そして特典として和光大学推薦入学の特典があるようです!
和光学園高校の評判は
和光高校の評判はどうなのか、評判を表にしたものをご紹介します。
(画像引用元:https://www.minkou.jp/hischool/school/review/4995/)
パッと見た感じとても平均していますね。
こちらも特に高いのは校則です。そしてイベントもかなりの高さですね。
どんな口コミがあるのか調べてみました。
・校則としてあるのはスケボー、バイク、車での通学禁止(親の送迎は可)・校内は上履きを履く・校内のコンセントの利用禁止(これが1番厳しいです)・壁や天井や窓や机などを汚したり壊したら弁償くらいですかね。あとは常識があれば大丈夫です。
・どこの学校に比べても校則はゆるい方だと思います。「自由」を学ぶことができます。
・生徒が、自分達で楽しむための行事を作っている。めんど臭い、だるいという声は聞かない。楽しみにしている様子が伝わってくる為、充実しつつ、生徒の満足度は高いと感じている。
・体育祭も文化祭も自分たちで作り上げます。楽しいです。一般参加も可能ですので是非来てみてほしいです。
・生徒会(=全校生徒)が体育祭、文化祭なども全て実行委員会を立ち上げてそれぞれのクラスが全て企画、運営をします。本当に実施できるのか不安になることも本当にたくさんありますが、それを全学年上下問わず仲間と必死に乗り換え行事を創り上げることがとても楽しいです。
目立って低いのが部活ですが、色々とあるようですけどあまり盛んではないようです。
部活は本人の本気度でやりがいは決まると思いますが、この高校では成績を残したいと思う人は学校の部活ではなくクラブチームなどに属する人が多いようです。
和光学園高校の校則や制服は
和光高校の校則はとても緩いようですね。
よく言えば自由、個性を生かせるといった意見が多かったです。
ただ自由すぎて、他の人から見ると髪を染めたりピアスを開けたり、あるいはマニキュアをしたり、タトゥーをいれたりする生徒もいるので、他の学生や大人からみると偏見の目で見られることも多いようです。
大きく決まっていてみんなが守っている校則は
・上履きは学校指定のものを着用する。
・バイクでの登校はしてはいけない。
だけのようです。授業中の携帯も禁止ではあるようですが、実際にはあまり守られていないようです。
そして制服はありません。私服での通学です。
なんちゃって制服を着ている生徒はいるようです。
校則も制服も本人に任せるという姿勢の学園なのかもしれませんね。
和光学園出身の有名人は
和光学園出身の有名人がたくさんいました!
■和光学園出身
ミッキー・カーチス(歌手・俳優)
今井通子(登山家・作家・医師)
三枝成彰(作曲家)
佐々木愛(女優)
田辺靖雄(歌手)
松岡きっこ(女優・俳優谷隼人の妻)
早川義夫(元ジャックスリーダー、フォークシンガー)
水橋春夫(元ジャックスギタリスト)
小野進也(俳優)
木田高介(元ジャックス、元休みの国、高石ともやとザ・ナターシャーセブン、1980年没)
高橋照幸(休みの国リーダー)
町田忍(自称「庶民文化研究家」)
根岸吉太郎(映画監督)
舟越桂(彫刻家・舟越保武の次男で、舟越家の子息6人すべて和光に在学した)
三ツ木清隆(歌手・俳優)
井上鑑(キーボード奏者、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー)
古川享(初代日本マイクロソフト株式会社社長・慶應義塾大学教授)大学中退。
栗野宏文(ユナイテッドアローズ常務取締役、チーフ・クリエイティヴオフィサー)
岡田惠和(脚本家)
鶴田法男(映画監督・脚本家)
宮川彬良(作曲家・舞台音楽家)
島朗(棋士)
切通理作(文芸評論家。和光高等学校卒業後に和光大学へ進学。卒業後、和光大学で非常勤講師も務める。)
丸田祥三(写真家)棋士丸田祐三の子息であり、切通理作とは同期で共著がある。
岩代太郎(作曲家、和光小学校・和光中学校卒業)
さねよしいさ子(シンガーソングライター)
田邊伸明(日本サッカー協会認定選手エージェント・歌手田辺靖雄の甥)
金剛地武志(ミュージシャン・俳優)
小沢健二(ミュージシャン)
大鶴義丹(俳優)
きだしゅんすけ(作曲家)
小山田圭吾(ミュージシャン)
スケートシング(グラフィックデザイナー)
LITTLE CREATURES(ミュージシャン)
大塚直哉(東京藝術大学音楽学部准教授・器楽科古楽(チェンバロ))
堤未果(ジャーナリスト・エッセイスト・参議院議員川田龍平の妻)
堤大介(ピクサー・アートディレクター・堤未果の弟)
尾藤桃子(歌手)
佐藤琢磨(レーシングドライバー)
長嶋智彦(お笑いコンビダーリンハニー)
吉川正洋(お笑いコンビダーリンハニー)
栗原心平(料理研究家・事業家)
三遊亭司(落語家)
板倉令奈(元バスケットボール選手)
浜野謙太(ミュージシャン、作曲家、俳優)
河野由佳(女優・タレント)
酒井景都(モデル・デザイナー)
eri(デザイナー)
東野翠れん(モデル・カメラマン)
木村光佑(メジャーリーグサッカー初の日本人選手)
幸田もも子(漫画家)
魚住優(NHKアナウンサー)
鈴木工務店(放送作家)
THE BAWDIES(ミュージシャン)
Taigen Kawabe(Bo Ningenベース・ボーカル)
和田泰右(俳優)
柄本佑(俳優)
大原桃子(声優)
渡辺裕太(俳優・父の徹が学園理事)
柄本時生(俳優)
小林竜樹(俳優)
福田朱子(歌手・SDN482期生)
OKAMOTO'S(ミュージシャン)
大和田健介(俳優)
RINA(SCANDAL ドラマー)
吉田匡(相対性理論ベーシスト・OKAMOTO'Sの初代ベーシスト(オカモトマサル))
丸山英紀(LIPHLICH ドラマー)
チャラン・ポ・ランタン(ミュージシャン)(小春とももの姉妹とも)
入夏(モデル)
菅井円加(バレエダンサー)
大原櫻子(女優・歌手)
土屋太鳳(女優)
高倉麻子(元サッカー選手、サッカー指導者)
鈴木健人(俳優)
竹澤汀(シンガーソングライター)
石崎ひゅーい(シンガーソングライター)
上野鈴華(女優)
■在籍したことのある人物
寺尾聰(俳優)
緒形直人(俳優)
そしてこのような関係のある有名人もたくさんいました。
■ゆかりのある人物
池辺晋一郎(作曲家・小学校の校歌を作曲)
北村西望(彫刻家・校章を作成)
伊丹十三(映画監督)子供を入学させている。
喜多條忠(作詞家)子供を入学させている。
三木睦子(元内閣総理大臣三木武夫の妻)和光学園の理事をしていたことがある。
柴田恭兵(俳優)子供を入学させている。
風吹ジュン(女優)子供を入学させ、本人も父母会活動に積極的に参加。
大和田伸也(俳優)子供(健介)を入学させている。
浜田雅功(お笑い芸人)子供(ハマ・オカモト)を入学させている。
薬丸裕英(俳優・タレント)子供を入学させている。
哀川翔(俳優・タレント)子供を入学させている。
陣内孝則(俳優)子供を入学させている。
YOU(タレント)子供を入学させている。
広末涼子(女優)子供を入学させている。
桜井和寿(ミュージシャン)子供を入学させている。
小山田圭吾(ミュージシャン)子供を入学させている。
渡辺徹(俳優)和光学園理事。
古関彰一(憲法学者)2015年10月から和光学園理事長。
内田春菊(執筆家・女優・ミュージシャン・漫画家)子供を4人入学させている。
マキタスポーツ(芸人・ミュージシャン・俳優)子供を入学させている
色んな分野の有名人が多いですね!
芸能学校とは違うので堀越高校とは違いますが、子供を入学させている有名人の多さを見ると信頼のある学園なのかもしれません。
まとめ
和光学園についてまとめてみました。
校則が厳しく、勉強も大変という一貫した学園ではなく、とても自由で自分たちで考え作るといった学園でした。
冒頭でいじめについて記載しましたが、口コミでもある程度のいじめはあるようでした。今の時代、いじめがまったくないという世界はないのかもしれません。
今の時代にあった学園といえるかもしれませんね。