アメリカで、俳優のウィル・スミスさんがコメディアンのクリス・ロックさんの顔を壇上で平手打ちしたことについて、ネット上では色々な意見が飛び交っています。
なぜウィル・スミスさんは壇上で司会をしていたクリス・ロックさんをビンタしたのでしょうか。
その理由に対して人々はどう思っているのでしょうか。
アカデミー賞壇上でウィル・スミスがビンタ!
2022年3月27日に、米アカデミー賞の授賞式がありました。
主演男優賞に輝いたウィル・スミスさんが壇上に行き、司会をしていたコメディアンのクリス・ロックさんをいきなりビンタした
のです。
俳優のウィル・スミス(53)が3月27日(日本時間28日)のアカデミー賞授賞式で、コメディアンのクリス・ロック(57)をビン
タするシーンがあった。ネットでは、その行為が波紋を呼んでいる。
(記事引用元:Yahooニュース)
こちらがそのシーンです。
クリス・ロックさんがウィル・スミスさんの妻の名前を口にしたことが原因のようですね。
笑って受け止めているかのようにも見えましたが、いきなり壇上に上がりビンタをしたその理由はなんだったのでしょうか。
なぜ「妻の名前を口にするな!」と叫んでいたのでしょうか。
クリス・ロックがビンタされた理由は?
ウィル・スミスさんがクリス・ロックさんをビンタした理由は動画の中で叫んでいる「妻の名前を口にするな!」ということにあ
ったようです。
妻同伴で出席していたアカデミー賞の発表・授賞式でしたが、クリス・ロックさんがウィル・スミスさんの妻に対して、
「ジェイダ、『G.I.ジェーン2』が早く見たいよ」
と言ったことに対して笑っていたかのように見えたウィル・スミスさんが壇上にあがり、クリス・ロックさんをビンタしたようで
す。
こちらがウィル・スミスさんと妻のジェイダさんです。
ご覧の通りジェイダさんは短髪というか髪がありません。
この容姿を見てクリス・ロックさんは「ジェイダ、『G.I.ジェーン2』が早く見たいよ」と言ったのでしょう。
映画『G.Iジェーン』は坊主頭の女性が主人公なので、現在丸坊主にしているジェイダさんに対してそのようなジョークを言ったも
のと思われますが、そんなジョークにいきなりビンタをした行動の理由はなんだったのでしょう。
ウィル・スミスの妻を侮辱された内容は?
実はウィル・スミスさんの妻ジェイダ・ピンケット・スミスさんは自身が脱毛症であることを公表しています。
昨夏ごろから現在のような短髪にしているということです。
クリス・ロックさんはジェイダさんの短髪をジョークにしてそのような発言をしたのでしょう。
自分の好みで短髪にしているなら問題はないのでしょうが、その理由が「脱毛症」という病気であることからウィル・スミスさん
は「妻を侮辱された」と感じ、いきなりビンタをするという行動にでたようです。
(画像引用元:ELLE)
脱毛症を患っていて、脱毛箇所が目立たないようにするためにこのような坊主頭にしている妻のジェイダ。
仕方なくこのような髪型をしているとわかっているウィル・スミスさんはクリスの冗談を妻への侮辱と受け止めキレたのではない
でしょうか。
ネットでの賛否
米アカデミー賞を運営する団体「映画芸術科学アカデミー」が28日、スミスさんを非難する声明を出したと報じられました。
ビンタはやはり暴力であって、どんな理由があってもやってはならないと考える人と、妻を擁護するための行動として当然だと褒
める声がネットであがっています。
暴力はよくないという意見には
「ジョーク」か「侮辱」かは受け手が決めること。ただ、ウィル・スミスがそれを「侮辱」に感じたとしても、それを「暴力」で解決するのは違う
どれだけ卑劣なジョークであっても、いかなる暴力を認める理由にはならないと思う。もちろんクリス・ロックもナンセンスだったが、ウィル・スミスも大人気なさすぎる
僕は暴力反対だから、2度とスミスの映画を見ない事にする。残念
といった声があがり、一方ウィル・スミスさんを擁護する声もたくさんあがっています。
先に暴力を振るったのはプレゼンターでウィル・スミスは奥さんを守るための正当防衛にも思えてしまうのは私だけかな……
目に見えない「言葉」での暴力は目に見える暴力より心に深く刺さり傷つけられることだってあります。そしてずっと残り時々戻ってまた傷が痛む時があります
どんなに怒ってても暴力はダメだけど、ウィル・スミスのビンタはそれを知った上で覚悟があってのビンタだよな。無理性に殴るのとはまた違うと思う
大切な家族を守るためのビンタだったことは誰もが理解はできるのでしょうが、それがビンタという暴力の正当な理由になるかどうかの見解の違いで賛否両論あるのでしょうね。
まとめ
人の体に痛みを与える暴力と、人の心に痛みを与える暴力。
どちらも「暴力」に変わらないと私は思います。
ですが、暴力に対して暴力で返すというのはやはりやるべきことではなかったと思うのです。
おそらく妻のジェイダさんもこのような暴力は嬉しくないのではないでしょうか。
脱毛症という病気であるためでも、潔く丸坊主にしてドレスを着て堂々と歩いている女性が自分を守るために暴力を振るう夫に喜
びを感じるとは思えません。